自立していくために…少しずつ前に…
C-ROADで訓練した結果、就職できる人だけではなく、B型事業所に移行する人もいます。
これまでの訓練で何を目指し、どのように意識や行動が変化してきたのか、何よりも重要なことは、これから『自立していくために』何をしていくのかだと考えています。
今回、報告するケースは4月からB型事業所に移行する利用者さんのことです。
アパートで独り暮らしをしていて、掃除や洗濯だけでなく、調理にもチャレンジして家事の内容を少しずつ増やしていきました。
近くに住むお母様のサポートから相談支援担当者『1週間の近況報告と助言』やヘルパーさん『買い物や病院の同行』のサポートへの切り換えも進めてきました。
3月31日(月)の訓練最終日、お母様が「先日、本人から『むげな態度をとってごめんなさい。いつもやってくれてありがとう』というメールが来て涙したことを話していました。
本人からは「体調が悪くなった時にどのように連絡すればよいのか…」「ヘルパーさんの買い物回数が1回だと足りないのでどうすればよいか…」という言葉もあり、これから自立していくために必要なことを『自分のこと』として考え始めていました。
利用者さんの着実な成長を実感する嬉しい機会となりました。これからも陰ながら応援していきます。